かつての光_交わる前に紡いだ記憶 銀の似合う人 聖堂の窓から光が差し込んでいた。白雪の陽はやわらかく、地に落ちた強すぎる白色を和らげるように映して銀色に揺れている。アスレイドは机に書を広げ、しばらく手を止めて窓の外を見ていた。「……銀というのは、少し冷たく見えるものだね」 ぽつりと呟いた... 2025.09.07 かつての光_交わる前に紡いだ記憶灰の記録
本編 第十二話 白い壁、白い天井、白い床。中枢の神殿は、すべてが白く塗られている。窓は少しでも多くの光が差し込めるよう大きく誂えられていた。その白い空間の中、机に座って眉間を抑える男と対峙するアスレイド。頭痛を抑えるように背を丸める男とは対照的に、アスレイ... 2025.09.01 本編第三部 祝祭